酒粕に触れる杜氏の手肌がきれいなことは知られていた

酒粕は、日本酒を作る際に出る残り物ですが、じつは美肌成分の宝庫でもあります。
発酵パワーのなせるワザであり、大部分が利用されずに捨てられている現状は、非常に惜しいものがあります。
今では、口コミで徐々に知られるようになったことですが、日本酒作りに携わる杜氏さんの手が白くてキレイなことは、昔から知られていた事実です。
その秘密が、酒粕に含まれる美肌成分にあることが科学的に明らかになり、杜氏さんは手に触れる機会が多いことから、手のアンチエイジングだけは、しっかりできていたことになります。

アルブチンやフェルラ酸、コウジ酸にはどんな働きが?

酒粕の美肌成分として、代表的なのがアルブチンです。
アルブチンは強力な美白成分で、よく美白化粧品に配合されていたりします。
ほかに、抗酸化作用の高いフェルラ酸や抗糖化力のあるコウジ酸も、肌老化を遅らせるうえで、大切な美肌成分です。

飲んで摂る方法

酒粕は食用可なので、美肌成分は食べることで摂取できます。
代表的なメニューは粕漬けでしょうが、アルコールに弱い人は酔うこともあり、なかには多食が難しい人もいるでしょう。
その点、甘酒なら、子どもさんでも1〜2杯は大丈夫でしょう。
ほのかな甘みの素のブドウ糖に、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどが豊富で、成分的にじつは点滴剤に類似しているのです。
江戸の昔は夏でも飲まれ、一説に現在の栄養ドリンクのような使われ方としていたといいます。

肌に直接触れる方法

食用以外では、酒粕パックでも効果が期待できます。
基本的なやり方は、適量をすり鉢などを使って水(精製水がベスト)で溶いて、顔や手につけてパックするという手順です。
つけてから5〜10分もすると乾燥してくるので、肌乾燥防止に乾ききる前に洗い落とすのがコツです。